【社会】ウナギ産地を偽装、商社を捜索へ小沢氏側への大口寄付者

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1ちゅら猫 ◆CHURa3Ewlc @ちゅら猫ρ ★
★ウナギ産地を偽装、商社を捜索へ小沢氏側への大口寄付者

台湾産や中国産のウナギを国産と偽って販売したとして、警視庁生活経済課は14日、不正競争
防止法違反(偽装表示)容疑で、15日にも大手専門商社「セイワフード」(東京都港区)を
家宅捜索する方針を固めた。セイワ社は、民主党の小沢一郎前幹事長が代表を務める「民主党
岩手県第4区総支部」に平成16〜20年の5年間で計1100万円を献金する大口寄付者。
小沢氏側は献金の扱いについて対応を迫られそうだ。

捜査関係者によると、セイワ社は20年12月〜今年5月、台湾産や中国産のウナギのかば焼きを
「愛知県産」と偽って販売した疑いが持たれている。同課は取引先の加工販売業者「大福」(大阪府
茨木市)など関係先数カ所も捜索する。

都や農林水産省などの調べでは、セイワ社が大福に販売した台湾産と中国産のウナギは少なくとも
約13トン(約6万5千匹分)で約4500万円分。販売後、当時のセイワ社の営業担当常務(解任)らが、
外国産ウナギのかば焼きや白焼きを焼き直すよう指示し、愛知県産と産地を偽装表示した段ボール箱に
詰め替えて、セイワ側が買い戻していた。その際、「愛知県三河産」という加工証明書も作成していたという。

セイワ社の産地偽装問題は6月初めに社内調査で発覚し、同社から消費者庁に報告。すでに都や
近畿農政局が行政指導している。

偽装発覚後、セイワ社はウナギを回収し廃棄処分としたが、大半は取引先の近畿地方や北陸地方の
卸売業者4社を通じてスーパーなどに販売され、消費されたとみられる。

セイワ社は消費者庁の調査などに、「中国製ギョーザ中毒事件以降、台湾産も売れなくなったため、
当時の営業担当常務が判断して偽装した」と説明。大福側も「在庫が処理できなかった」と話しているという。

一方、偽装行為とは別に、政治資金収支報告書によると、セイワ社は16〜20年の間、毎年200万円、
16年は300万円を「民主党岩手県第4区総支部」に寄付。5年間で1100万円が入金されていた。
20年の収支報告書では、年間200万円に達する団体献金はセイワ社からだけで、大口の寄付者だった
ことがうかがえる。産経新聞の取材に小沢氏の事務所からは14日夕までに回答がなかった。

セイワフードは昭和59年創設のウナギ専門商社。平成21年8月期の売上高は82億円で業界大手。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100715/crm1007150136003-n1.htm