県警は13日、中央市の特別養護老人ホームでの参院選不在者投票で、入所者の投票用紙を
使い勝手に投票したとして、公選法違反(投票偽造)の疑いで、同施設次長の深沢佳房容疑者(50)
=韮崎市竜岡町=と、同施設介護長の内藤直美容疑者(59)=甲府市高室町=を逮捕した。
逮捕容疑は、共謀して参院選の選挙運動期間の6日、同施設で行った不在者投票で、意思疎通が図れない
入所者の投票用紙に、特定候補の名前を書き、不在者投票の封筒に入れて8日、中央市選管に送り、
投票を偽造した疑い。
捜査関係者によると、山梨選挙区の候補者名は、当選した輿石東氏の名前が記入されていた。2人は
輿石氏の支持者だったという。
同施設での不在者投票は、公選法に基づいて、施設の代表者が管理者となり、職員らが立会人をして
施設内で行われる。県警は参院選の投開票後、施設関係者から任意で事情を聴いていた。
同施設は、取材に対し「責任者がいないのでコメントできない」としている。
今回の参院選では、知的障害者に特定候補者へ投票するよう誘導したとして、公選法違反(投票干渉)の疑いで、
笛吹市の知的障害者授産施設「美咲園」施設長、前島みき容疑者(49)が逮捕されている。
ソース
山梨日日新聞
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2010/07/14/1.html