★最後の大勝負? “不死鳥”小沢、復権へ衝撃シナリオ
7・11参院選で、与党過半数はおろか改選第1党もとれなかった民主党。それだけ
に、党内では剛腕・小沢一郎前幹事長(68)が復権する可能性が指摘されている。
「小沢氏は9月の代表選で菅降ろしに走る」という声があがる一方、逆に「追い込まれ
た菅直人首相(63)が小沢氏に泣きつく」というのだ。果たして、小沢氏の復権シナ
リオは。
「国民が小沢一郎の再登場を願ったということだ」
小沢氏を支える若手グループ「一新会」に所属する議員の1人は12日朝、こううそ
ぶいた。民主党が惨敗したうえ、2人区の2人目として立った小沢系新人のほとんどが
落選したのに、なぜこう言えるのか。
別の小沢系議員は「民主党単独過半数や与党過半数なら菅政権が安定して出る幕がな
かった。しかし、菅首相ではみんなの党は連立を組めない。仙谷由人官房長官(64)
がいる限り、公明党もダメ。両党にパイプがある小沢氏の出番がくる」(同)と解説す
る。
当の小沢氏は11日、雲隠れしたが、側近の高嶋良充参院幹事長(69)は「執行部
として総括をきちんと行い、責任を明らかにしていく必要がある」と菅首相や枝野幸男
幹事長(46)の責任論に触れた。また、松木謙公衆院議員(51)は「小沢さんに1
回総理大臣をやってほしいという思いは変わらない」と踏み込んだ。
政治評論家の浅川博忠氏は「68歳の小沢氏にとって、最後の大勝負になる。9月の
代表選に自ら出馬して菅降ろしを行う。自民党に手を突っ込み大連立をするなど、自ら
主導して政界再編を仕掛ける可能性もある」とみる。
(続く)
■ソース(夕刊フジ)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100712/plt1007121616010-n2.htm