繁殖用に飼っている小型犬約70匹の管理が不適切だったとして、徳島県は8日、
徳島市昭和町7のブリーダー「ペットショップ八光」=高島明代表(82)=に対して、
動物愛護管理法に基づいて動物取扱業者の登録を取り消す行政処分をした。
数年にわたって定期的にケージの掃除をせず、劣悪な環境で小型犬を飼育していたという。
取り消しは最も重い行政処分で、環境省によると全国初。
県によると、県動物愛護管理センターが3月中旬、「異様な鳴き声がする。動物虐待では」
との通報を受け、業者宅を立ち入り調査。施設内にチワワ、シーズーなど小型犬約90匹が
ケージで飼われ、それらの床には汚物が積もり、犬も汚れていた。
業者は2007年の登録時は30匹を飼育。当時の県の立ち入り検査では、
問題はなかったという。
県は、同法に基づいて改善を勧告したが、業者が改めないため、6月17日に業務停止を命令。
業者は犬の譲渡を進め、6月末現在で67匹に減ったが、飼育環境は改善しなかったため、
登録取り消しを決めた。取り消し日から2年間は再登録できず、営業できない。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2010/07/10[00:34:37] +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100709-OYT1T00293.htm