11日投開票の第22回参議院選挙について、FNNが世論調査や取材に基づいて、選挙戦終盤の情勢を分析したところ、
民主党は50議席を割り込む可能性があり、与党による参議院の過半数維持は厳しい状況となっていることがわかった。
菅首相は、参議院選挙の勝敗ラインを民主党の改選54議席以上としているが、
民主党は、選挙区と比例代表をあわせても50議席を下回る可能性がある。
連立を組む国民新党も厳しい戦いをしており、与党は、参議院の過半数を維持するために必要な56議席を獲得できない情勢。
一方、自民党は、比例代表は伸び悩んでいるものの、全体では改選38議席を大きく上回り、50議席に迫る勢い。
みんなの党は、改選議席0から10議席台に乗せ、改選第3党に躍進する可能性が高まっている。
また公明党は、改選11議席の確保は厳しい情勢で、共産党は、改選4議席を維持できるかどうか微妙な状況となっている。
社民党と国民新党は、共に改選議席3を下回りそうで、新党改革とたちあがれ日本は、議席獲得が微妙な情勢となっている。
ただ、まだ投票行動を決めていない有権者の動向次第で、最終盤の情勢は変わる可能性がある。
http://www.fujitv.co.jp/news/fnn.html