【選挙】東京選挙区(改選五)は蓮舫、公明新人竹谷とし子さん、自民現職中川雅治さん、民主現職小川敏夫さんが当選圏・・・東京新聞

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参院選東京選挙区(改選数五)の終盤情勢を探るため、
東京新聞は四〜六日、都内有権者を対象に電話で世論調査を実施した。
取材による情報を加えた分析では、民主現職の行政刷新担当相蓮舫さんが抜け出し、
公明新人竹谷とし子さんが追う。これに小差で続く自民現職中川雅治さん、
民主現職小川敏夫さんが当選圏をうかがい、みんな新人松田公太さん、
共産現職小池晃さんが激しく競り合って滑り込みを狙う。五議席は有力六人による
争いになってきた。ただ、半数が投票先を「まだ決めていない」としており、情勢は大きく変わる可能性がある。

自民新人の東海由紀子さんがこの六人に追いつこうと懸命。創新新人山田宏さん、
たちあがれ新人小倉麻子さん、社民新人森原秀樹さんが続く。国民新新人の江木さおりさん、
改革新人海治広太郎さんは支持が広がっていない。

知名度の高い「選挙の顔」として全国を回る蓮舫さんは党支持層を足場に
「支持政党なし」層、自民やみんななど野党の支持層にも食い込んでいるのが特徴。
特に二十代の支持が厚い。小川さんは、同じ民主現職でも他党支持者への広がりはなく、
主に六十代以上の党支持層を固めている。蓮舫さんへの一極集中を警戒している。

 現職の引退で議席維持を狙う竹谷さんは、創価学会を中心に強固な支援組織で公明支持層を固め、堅調な戦いだ。

民主とともに複数擁立した自民は、議席死守を目指して党都連組織の支援を中川さんに一本化。
六十代を中心に自民支持層を固めつつある。二人目の東海さんも、
自民支持層に浸透して四十代以上の支持を集めるが、頼みの支持政党なし層の人気がいまひとつ。

松田さんはみんなの党支持層を固め、支持政党なし層や自民支持層にも食い込む勢い。
比例代表から転じて共産の議席奪還を目指す小池さんは党支持層をほぼ固めた。五十代以上の支持が高い。

参院選に関心を示したのは、「大いに」「ある程度」を合わせ85%。
二〇〇七年参院選当時の調査とほぼ同じ数字だった。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/saninsen10/tokyo/CK2010070702100010.html