【政治】選挙対策ばかりの民主党  今度は「福山官房長官」

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1影の軍団ρ ★
首相官邸では、通常、午前中に官房長官の定例記者会見が行われる。菅政権では仙谷由人長官の役目だ。
ただ6月21日の会見は、異例のものとなった。仙谷氏の代わりに、なぜか突然、福山哲郎官房副長官が会見を行ったのだ。

福山氏は今回、改選を迎える参議院議員で、京都選挙区選出の48歳。松下政経塾、
京都大学大学院などを経て政界に進出したエリートで、前政権では外務副大臣を務めていた。

この福山氏の会見がなぜ異例かと言えば、「代理会見は衆院選出の副長官が行うのが慣例」(全国紙政治部記者)
とされており、本来は古川元久副長官の仕事。なのにこの日は、参議院議員の福山氏が、
栄えある官邸のスポークスマンの役目を与えられたのである。

この代理会見に対し、民主党の一部からは、「露骨な身内びいき」と、批判の声が上がっている。
「福山氏は同じ京都を地盤とする前原誠司国交相のグループ所属ですが、小沢前幹事長が
京都選挙区にガールズの河上満栄前衆院議員を第二の候補として立てたため、『共倒れになる』と、危機が伝えられていました。

そのため仙谷氏ら反小沢派が、福山氏だけを官邸ぐるみでバックアップしているのではないか・・・と
不満の声が上がっているのです」(民主党中堅議員)

会見の模様は民主党のホームページにさっそくアップされており、確かに有権者向けには格好のアピール材料だ。
他の議員から「えこひいきだ」という不満の声が上がるのも、無理からぬことかもしれない。
だが、この騒動の背景は、「もっと根深い」(別の民主党中堅議員)という。

「福山氏の対抗馬の河上氏は選挙準備のため、まだ衆議院議員だった4〜5月に、
1日しか本会議に出席しなかったことが判明して大問題になりました。
野党からは『歳費ドロボー』と批判されましたが、そもそも情報を流したのは福山氏サイドではないのか・・・という
疑心暗鬼が党内に広がったのです。あり得ない話ですが、そんな怪情報が乱れ飛ぶくらい、党内の亀裂は深刻なのです」(同)

参院選に勝っても負けても、民主党政権の今後は波乱含みになりそうだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/782