【福島】 W杯盛り上がっても… サッカー施設「Jヴィレッジ」経営が悪化 4期連続最終赤字

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福島県楢葉町にある国内有数のサッカー施設「Jヴィレッジ」の経営が悪化している。運営主体の福島県の
第三セクターによれば、2009年度は4期連続の最終赤字で、損失は年々拡大。合宿利用などは堅調だが、
大手企業からのスポンサー収入が激減した。レストランや会議室などグラウンド以外の充実した設備を
売りに、企業研修や家族客の需要開拓を急ぐ。

 6月29日、ワールドカップ(W杯)のベスト8進出をかけた日本―パラグアイ戦を前に、Jヴィレッジの
レストランでは「日本代表応援」と銘打ったランチバイキングが地元の家族連れなどでにぎわった。
代表チームに同行した総料理長のレシピをもとに、実際に選手に提供した料理を再現。
客数は平均5割増え、企画は好評だ。惜しくも日本は敗れたが、「W杯決勝までは続ける」(Jヴィレッジ)という。

 Jヴィレッジはそもそも、県内に原子力発電所などを有する東京電力が、地域貢献の一環として約130億円を
かけて整備、県に寄贈した施設だ。県や東電、日本サッカー協会などが出資した日本フットボールヴィレッジ
(楢葉町、社長は佐藤雄平県知事)が運営する。天然芝のグラウンド11面は国内最多といい、フィットネスクラブや
運動医療センターなども備え、年間800以上のサッカーチームが大会や合宿で利用する。

 大会開催の際など、これまでに延べ21万人の宿泊客を周囲の旅館に仲介し、16億円程度の経済効果を
もたらしたという。日本フットボールヴィレッジの高田豊治副社長は「サッカーを軸とした地域の交流人口の
拡大や活性化に大きく貢献してきた」と胸を張る。

※後略

日本経済新聞
http://www.nikkei.com/
W杯盛り上がっても… Jヴィレッジ4期連続赤字 :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E2E0E2E0998DE2E0E2E5E0E2E3E29EE3E3E2E2E2