ゆうパック集配遅れ 処分検討
日本郵政グループの宅配便、「ゆうパック」に集配の遅れが出ている問題で、
総務省は会社側に詳しい説明を求めたうえで、業務改善命令などの行政処分が必要かどうかについて検討することにしています。
今月1日に日本通運の「ペリカン便」を吸収して再スタートした「ゆうパック」は、現場の混乱で集配の遅れが相次ぎました。
会社側によりますと、遅れが残っていた千葉、大阪、愛知の3つの集配拠点も徐々に正常化に向かっているということですが、
これらの拠点を経由する荷物は今後も配送が遅れる可能性があるとしています。
今回の問題で監督官庁の総務省は、影響が広い範囲に及んでいることを重く見て、
5日、会社側に詳しい状況やいきさつなどについて説明を求めました。
事前に「準備は万全を期した」としていながら、実際には混乱が起こったことについて、日本郵政グループは、
ペリカン便から引き継いだ機械の取り扱いに職員が不慣れだったことや、
取扱量が一挙に増えて作業が追いつかなくなったことなどを説明するとしています。
総務省は、こうした会社側の説明を聞いたうえで、業務改善命令などの行政処分が必要かどうかについて検討することにしています。
NHK 7月5日 12時15分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100705/k10015541161000.html