【国際】パリでジャパン・エキスポ開催 コスプレーヤーで熱気-フランス(画像あり)★5

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56名無しさん@十周年
■日本は天国 A 週刊Newsweek■

★外国(日本以外の国)はバラ色ではなく「ジャングル」だ

 それでも人々は外国に対し、現実とは異なるイメージを抱いているもの。
日本人はフランスについて、見当違いな憧れを抱いている。

 先日、パリ出身のかわいい女友達シルビーとコーヒーを飲んでいた時のこと。
シルビーが、「パリジェンヌ気分を味わおう」という(日本の)ファッションビルの巨大広告を見て笑い始めた。

「パリ気分を味わいたいって? そんなの簡単よ。教えてあげる。身ぎれいにするのをやめればいい。
ホントのこと言うと、日本人の女の子の隣にいると自分が汚く思えてくる。彼女たちって何度も何度も
化粧を直すし、髪型だって最高。どんなパリジェンヌよりも女らしい。私のフランス人の彼氏は、
日本人の女の子たちに追い掛け回されてる。私はパリ気分よりも、ジャポネーゼの気分を味わいたいわ!」

 日本の若者は自分の国の良さをちゃんと理解していない。日本の本当の素晴らしさとは、
自動車やロボットではなく日常生活にひそむ英知だ。

 だが日本と外国の両方で暮らしたことがなければ、このことに気付かない。ある意味で日本の生活は、
素晴らし過ぎるのかもしれない。日本の若者も、日本で暮らすフランス人の若者も、
どこかの国の王様のような快適な生活に慣れ切っている。

 外国に出れば、「ジャングル」が待ち受けているのだ。だからあえて言うが、若者はどうか世界に
飛び出してほしい。ジャングルでのサバイバル法を学ばなければ、日本はますます世界から浮いて
孤立することになる。「素晴らしくて孤独な国」という道を選ぶというのであれば別だが。

文:レジス・アルノー 1971年、フランス生まれ。仏フィガロ紙記者