菅直人首相は30日午後、山形市内での街頭演説で、消費税率を引き上げた場合の
負担軽減策について「例えば、年収300万円、400万円以下の人には、
かかる税金分だけ全部還付するという方式もある」と表明した。
これに先立つ青森市での街頭演説では「年収200万円とか300万円」、
秋田市の講演では「300万円とか350万円以下」と述べた。
首相が低所得者の負担緩和策として検討する意向を示してきた税の還付に関し、
対象となる年収の水準に言及したのは初めて。
自身が提唱した税制の抜本改革をめぐる超党派協議での議論を念頭に、
幅を持たせて例示した形だ。ただ、次々と複数の水準に言及したことで、
野党側は有権者を戸惑わせることになるとの批判を強めそうだ。
首相は同時に「食料品などを税率を低いままに押しとどめるというやり方もある」と、
複数税率の導入も検討する考えを強調した。
自民党が消費税率10%への引き上げを参院選マニフェストに掲げたことについては「本当に勇気がある」と評価した。
その上で「民主党だけでは(国の)大借金を変える力が十分ではないので、
与野党を超えて議論しようと、あえて選挙前に呼び掛けた」と、超党派協議の提案に理解を求めた。
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2010070102000027.html 【政治】 菅首相 「年収300万円以下の人には、消費税分還付も」★5
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