6月29日(火) 大臣記者会見
http://www.maff.go.jp/j/press-conf/min/100629.html http://www.youtube.com/maffchannel?gl=JP&hl=ja#p/c/AB939A91F13EB93F/3/SAuocxpmoMA 記者
口蹄疫について伺いたいと思います。各地で清浄性の検査が始まっております。
また、10日余り、新たな発生もない状況なのですけれども、好転しているようにも
みえますけれども、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
大臣
そうですね、口蹄疫も、まだ予断は許さないと思っております。
ただ、患畜、疑似患畜も、もう全部、殺処分・埋却終わりまして、あと、ワクチン接種家畜が、
8千7百頭ぐらい残っているだけです。既に清浄性の検査も始めました。都城(市)が7月2日、
日向(市)が7月3日に、このままでいけば、制限解除が予定されております。また、西キ(市)、
国富町、宮崎市でも、それぞれ清浄性の確認調査が、28日、また30日と始まって行きますので、
いずれ、7月の上旬中旬には、清浄、いわゆる制限解除まで、これらの地域は
なっていくのではないかと思っておりまして、後は、ワクチンを接種した地域、
これをどういう形で清浄化作業を進めていくかという形になっていくかと思います。
ただ、現在、やっぱり、その残された、仮にワクチン接種家畜が、今月中に全部
埋却処分されたとしても、いわゆる糞尿とか、敷わら等々にウイルスが、まだ生きたまま、
かなりの量、あの地域に付着していると考えておりますので、それから、まだまだ、
いつ飛び火するか、いつ飛び火するか分からない、私自身は、ちょっと非常に
心配しておりまして、何となく、まだ1、2件出そうな気がいたしております。
非常に不安は感じておりまして、ただ、大きくは、かつての勢いはないとは思っておりますが、
こういう時こそ、油断しないで、最後までしっかり消毒に、みんなで防疫体制に、
気を緩むことなくやっていただかなくてはいけないと、そう考えているところです。
記者
口蹄疫ですけれど、先ほど、まだ、あと1、2件出そうな不安を感じているということでしたけれども、
それは、何か、大臣をして、不安に駆られる、何か、要素が具体的にあるのでしょうか。
大臣
いろいろな疫学調査チームで、今回、民間の獣医さんも入れて、現地調査チームを私の指示で
作らせて、現地へやっております。その中で、いろいろな報告を聞いておりますが、やっぱり、
いろいろなことが分かってまいりました。そんな中で、やはり、人とか、車両等々の
感染ルートというのが、かなり濃いのではないかと思っておりますが、そういった時、
まだまだ油断できないというか、あそこに、あれだけ発生して、まだワクチン接種家畜も
8千頭からいて、しかも、たい肥の量、糞尿の量が、半端じゃありませんで、2か月間ですから、
まだそこに生きてるウイルスがいるわけで、こういう時、ちょっと気を緩めたら、本当に、
それは拡散してしまって、どうなるか分からないという、非常に、私自身は、こういう時が
危ないのだという危惧を覚えておりまして、何となく、そんな予感がするところです。
記者
具体的に何々県が危ないとか、そういうことではないのですね。
大臣
そういうことではありません。
記者
気を引き締めろという・・・。
大臣
そうですね。
>>392-393