★菅ニヤッ…選挙直前“首すげ替え”効果絶大 劇的勝利も
・鳩山由紀夫前首相が退陣し菅直人首相に交代してから約1カ月で投開票を迎える
参院選。過去の国政選挙直前にもたびたびあった「首のすげ替え」(渡辺喜美
みんなの党代表)は、新リーダーへの期待が高まる“祝儀相場”のためか実はかなり
奏功してきた。(肩書は当時)
2001年の参院選前には、KSD汚職事件やハワイ沖実習船事故への対応のまずさで
批判され森喜朗首相が退陣。「自民党をぶっ壊す」と言って登場した小泉純一郎首相は
約3カ月後の選挙で改選121のうち64議席の大勝で初陣を飾った。
野党時代の民主党にも成功例はある。04年の参院選の約2カ月前に、年金未加入問題で
菅代表が辞任。後を継いだ岡田克也代表は「原理主義者」とまで呼ばれるまじめさを
売りに選挙へ臨み、50議席を得て自民を49議席の敗北に追い込んだ。
06年には偽メール事件で引責辞任した前原誠司代表の後任に就いた小沢一郎代表が
就任16日後の衆院千葉7区補選で、それまでの劣勢を覆し約1000票差で劇的勝利。
“選挙の小沢”を印象づけた。
一方、08年9月に政権を投げ出した福田康夫首相と交代した麻生太郎首相は、経済危機
などを理由に衆院解散を先送り。“すげ替え効果”を使う機会を逸し、約1年後に勝算なき
解散に追い込まれ、野党転落に至った。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100617/plt1006171157000-n2.htm