・「第4 回全国家庭動向調査」によると、「夫は外で働き、妻は主婦業に専念」という考えに
「賛成」と答えた既婚女性が 1993年の調査開始以来、初めて増加に転じた。賛成派は
29歳以下が47.9%で、前回調査(03年)を12ポイント上回った。30歳代は41.7%が賛成で、
7ポイント上昇。
しかし、大手結婚相談所オーネットが20、30歳代の未婚男性1135人に行った理想の
結婚相手に関する調査(09年)を見ると、男女間でズレがあるのがわかる。
40.4%の20、30歳代未婚男性が、「結婚相手にフルタイムで働いて欲しい」と答え、「派遣などで
働いて欲しい」と答えた男性も38.9%にのぼる。8割が共働きを希望し、「専業主婦でいて
欲しい」は25.1%だった。
オーネットの広報担当者は、「20〜30 歳代前半の男性は親世代に共働きが多く、結婚後に
女性も働くことが普通であると考えています。30歳代後半の団塊ジュニアは、公平、分担を
理想としながらも、経済面は男性が請け負わなければならないといった責任意識を払拭
できないでいました。しかし経済状況が悪化しているなかで、女性にも共同で担って欲しい、
そうでないと結婚できないと、はっきりと主張し始めています」と言っている。
また、09年の調査で「妻の収入が多ければ、専業主夫になっても構わない」と答えた男性は、
20歳代が61.7%、 30歳代は69.4%を占めた。
オーネットの広報担当者は、「結婚相談所を利用している女性は働いていることが多く、
結婚後も働き続けることを希望しています。仕事に疲れたりして、専業主婦願望を抱く女性は
増えているのかもしれませんが、実際に仕事を捨て、専業主婦を選ぶ女性は増えていないと
現場から聞いています。若くして専業主婦を希望する場合、男性に経済力がなければ
なりませんので、かなり年上の男性を選ぶことになります。玉の輿はレアケースだと思います」
といい、願望はあっても実際に専業主婦になる女性は少ないらしい。裏を返せば、このご時世に
専業主婦になりたくても、なかなか願いはかなわないということだろう。(抜粋)
http://news.livedoor.com/article/detail/4827905/