【グルメ】能登の酒が、欧州の三つ星レストランに進出

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石川県羽咋(はくい)市にある棚田の米で作った日本酒が、
欧州の三つ星レストランに進出を果たした。地元の関係者は
「世界に認められ、プライドをもって米作りを続けたい」と喜ぶ。

仏料理界を代表するシェフのアラン・デュカス氏(53)は
5月末から、経営するパリやロンドンの三つ星レストランなどで、
日本酒「日栄 アラン・デュカス セレクション」の提供を始めた。

ミシュランの「星」を19個獲得したシェフの名を冠した酒は、
金沢市の中村酒造が造った。社長の中村太郎さん(45)は、デュカス氏から
「味のしっかりした米を使って酒を造ってほしい」との注文を受け、棚田の米を使おうと思い立った。

原料の神子原(みこはら)米は、能登半島の付け根にある人口474人の
神子原地区で収穫。生活排水の入らない約10ヘクタールの棚田に限定し、
厳しい食味検査をパスした米だけを「神子原米」として売り出している。

デュカスグループのソムリエからも助言を受け、フランス料理に合うよう、
やや酸味が強く、すっきりした後味の酒に仕上げた。
720ミリリットル入りで同グループの店で提供。

能登ソース
http://www.asahi.com/food/news/OSK201006150085.html