★トンチンカン発言連発! 菅政権の経済政策に期待と不安
欧州問題などで経済の先行きに不透明感が増すなかで始動した菅政権。経済のかじ取りがより重要になってくるが、
専門家からは「(党と内閣の要である)仙谷由人官房長官と枝野幸男幹事長は名うての経済オンチ」と人材面を
不安視する声も出ている。また、菅直人首相(63)は消費税増税や財政再建に前向きな姿勢を示しているが、
このあたりを不安視する向きも多い。
【経済オンチへの不安】
閣僚や党人事について「仙谷官房長官と枝野幹事長は名うての経済オンチとして知られている」と指摘するのは、
駒沢大の飯田泰之准教授。
仙谷氏(64)は国家戦略担当相時代、「数十兆円規模の需給ギャップ(需要と供給の差)解消によるデフレ脱却は、
経済にマイナスの影響が大きい」と発言。
どこの国でも、需要と供給のギャップが大きくなって不況になれば、財政政策や金融政策を実施するものだが、
それを否定するとは…と専門家の間で驚きの声が出た。
枝野氏(46)も野党時代、「金融機関に預金金利を引き上げるよう行政指導すべき」という趣旨の発言をした。
「(彼らの発言は)どんな経済学の理論にも反している。役所の言いなりになってくれればまだましだが、
脱官僚を掲げて(経済オンチの人たちが)経済政策に影響を与えるならマイナス」と、飯田氏は懸念する。
>>2へ続く
2010年6月9日(水)17時0分配信 夕刊フジ
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/fuji-zak20100609018/1.htm