【政治】裏切られた小沢「報復」…早くも9月の代表選での“菅降ろし”民主党内戦

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1影の軍団ρ ★
民主党代表選で決定的となった菅直人新首相(63)と小沢一郎前幹事長(68)の亀裂が、
血で血を洗う権力闘争に発展した。小沢氏が、新首相が誕生したばかりの4日夜、
9月の代表選での“菅降ろし”に触れたのだ。その前哨戦となるのが、
「脱小沢」の現場指揮官となる党幹事長人事。

菅氏は「反小沢」の急先鋒である枝野幸男行政刷新相(46)を据えたい考えだが、
党内で異論がうずまき、巻き返しの動きもある。菅氏の「ノーサイド」の言葉がむなしく響く。

「参院選に勝利して政権を安定化することで、本当の意味の改革が実行できる。
そのときに、まさに自分自身が先頭に立って頑張ってまいりたい」

4日夜、党岩手県連の集会で、小沢氏によるこんなビデオレターが流れた。
衆参両院の本会議で菅氏が新首相に指名された直後に収録されたものだという。

それだけでなく、小沢氏は同日夜、東京・赤坂のレストランで開かれた
自らを支持する若手議員グループ「一新会」の会合で、代表選で小沢グループが
主に支持した樽床伸二衆院環境委員長(50)が129票獲得したことについて、
「あと90票で過半数だった。ちゃんとやっていれば過半数いけた」とブチあげたのだ。

民主党中堅議員は「9月の党代表選に自ら立候補し、勝つ自信があるということではないか。
これは事実上、菅降ろしの号砲だ」と解説する。菅氏は民主党代表に選出された際、
「まず、『ノーサイド』の宣言をさせていただきます」と述べたが、小沢氏側近は
「ノーサイドなんてあり得ない」と鼻で笑う。

民主党関係者は「小沢氏は参院選に勝つために鳩山由紀夫首相(63)を
退陣させ、菅氏が自分と良好な関係のまま新首相に就くことを想定していた。

ところが、鳩山氏の退陣会見で『悪』のイメージを固定化され、菅氏が反小沢に舵を切った。
小沢氏としては、鳩・菅に裏切られた思いだろう」と話す。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100605/plt1006051530004-n2.htm
>>2以降に続く