・東京都豊島区の無職、菊地久雄さん(74)
「すべて人任せで、自分では何もできない首相だった。期待して投票したが、子供手当てなど、
すべてが中途半端。大事でないことばかり熱を入れていた。はっきりしないところが一番、駄目だ。
短命政権が続いたが、一番悪いんじゃないか」
東京都豊島区の会社員、大橋力さん(21)
「辞任はしようがない。『やるやる』といって、結局できなかったことばかり。一番重要なのは
有言実行、結果を出すことなのに、その逆だった。政権交代なので期待して、何かが変わると
思ったけど、結局『何だこりゃー』となってしまった。一つでも何か実績を残していればよかったのに、
すべてがあいまいだった」
東京都北区の元会社員(無職)、山梨豊さん(55)
「庶民の声が、鳩山首相には全く届いていなかった。現場の実情をもっと見て、何をすれば庶民が
幸せになるのかを、時間をかけてもいいから、もっと考えてほしかった。現場で起きていることと、
国会議員の意識の差が、どんどん大きくなっていると感じる。庶民の声をしっかり聞いて、たとえ
時間がかかっても、地に足のついた議論をすれば、われわれも我慢はする。次の政権には、
庶民の思いを国政に反映させてもらいたい。日本人はそんなにばかじゃないはずだから、やればできる」
東京都豊島区の主婦、塚田美樹さん(35)
「もう少し早く辞任の決断をしてもよかった。一番問題なのは子供手当てです。私にも6歳と
2歳の子供がいるので。今、お金をもらっても、この子たちが大きくなったときに、税金に
上乗せされるだけならば、そんなものはいりません。それくらいなら待機児童の解消とか、
特養老人ホームの整備とか、別のところにお金を回してほしかった」
「鳩山首相は、安倍晋三元首相とイメージが重なる。ひ弱なおぼっちゃんという。お母さんの
支援がなければ首相になれなかったんでしょうね。お母さんと小沢さんに首相にしてもらった
という感じです。小沢さんも、陰で鳩山さんを操っている感じで、いいイメージは持てなかった。
今度の選挙では、政策をよく見て投票しようと思います」(
>>2-10につづく)
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/100602/sty1006021236002-n1.htm (
>>1のつづき)
東京都杉並区の会社員、吉田勇二さん(62)
「辞めたんですか。友達にも呼びかけて、みんなで民主党に投票したのに、失敗だった。
まさか、外国人参政権に乗り出すとは思っていなかった。別に反対ではないが、当然やるべき
議論をしないまま、あまりにも拙速、突然にやろうとしすぎた。小沢幹事長ともども、お金の
問題が取りざたされたが、許される範囲を超えていた」
埼玉県朝霞市の会社員、風祭節子さん(57)
「辞任でいいと思う。国民はみんなそう思っていたんだから。民主党は政権慣れしていないので、
国際政治などに対応できるのかと心配していたが、その心配が当たってしまった。一番悔しいのは
子ども手当て。同じ子供に使うのであれば、学校や保育園や給食費など、他に使うべきところは
いっぱいあったのにああいう現金のバラマキになってしまった。そのお金で、ディズニーランドや
旅行に行ったりする人がいるわけでしょう。私たちは一生懸命働いて、苦しい生活をして、税金を
納めているのに。そのお金がああいう風に使われてはたまらない」
「小沢さんは経験のある人なので、ここぞ、という時に、鳩山さんにアドバイスする立場だったが、
逆に物事をひっくり返したり、足を引っ張っていた。鳩山首相はお母さんから9億円ももらって、
『自分は分からない』と言っていた。それは、1000円あれば何が買えるとか、お金の大切さが
分かっていない証拠。民主党のキャッチフレーズは『国民の生活が第一』なのに、その国民の
生活が分かっていなかった。もう、辞めるのは当然です。次は誰か知らないが、あれだけ期待
されて始まった政権がこのていたらくだから、政治への信頼がすごく傷ついたと思う。ただ、
事業仕分けだけは評価したい」(以上、一部略)