家畜の早期出荷を促し、「空白地帯」をつくるという政府の口蹄疫対策に基づき、31日から、
都農町のミヤチク都農工場で、発生地周辺の牛と豚を対象にした食肉処理が始まりました。
政府は、口蹄疫の感染拡大を防ぐため、半径10キロから20キロ圏内の牛や豚を早期に
出荷させ、家畜のいない「空白地帯」をつくることを目指しています。
ミヤチク都農工場は、口蹄疫の移動制限区域にあるため、操業を停止していましたが、
国の特例措置で再開が決まり、31日から食肉処理が始まりました。
工場は、1日あたり、牛60頭、豚820頭の処理が可能で、初日の31日は、西都市の2つの
農場から牛29頭が運ばれました。
このうち、31日24頭を出荷した畜産農家は・・・(出荷した畜産農家)「口蹄疫まん延対策防止の
ためなので、致し方ないのかなと理解しています。要請がくればいつでも出荷できる体制には
してあるので、すぐに牛は運べるようにしています」
県は、食肉処理の対象を、牛と豚あわせて7700頭と見込んでいて、最初に、出荷に適した時期を
迎えている牛1000頭と豚2000頭を、約2週間で処理したい考えです。
また、課題になっていた食肉処理の後に出る残さは、宮崎市のエコクリーンプラザみやざきで処理される
ことになっています。
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