国土交通省が打ち出した高速道路の新たな料金制度で、本州四国連絡高速道路の料金が、
ほかの道路より高く設定されていることについて、27日、鳩山総理大臣が見直しを
検討する考えを示したことに関連して、前原国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、
現時点では見直す考えはないとあらためて強調しました。
高速道路の新たな料金制度をめぐっては、27日に開かれた全国知事会議で、
四国の知事が、ほかの道路より高く設定されている本州四国連絡高速道路の料金を
見直すよう求め、鳩山総理大臣は「理不尽だという気持ちはそのとおりだ。知事の要望に
応えられるよう頑張っていきたい」と述べ、見直しを検討する考えを示しました。
これに関連して、前原国土交通大臣は閣議のあとの会見で、「本州四国連絡高速道路が
地元の強い要請で造られた経緯や、長期債務、それに、ほかの交通機関への影響を
考えれば、こうした料金の設定は当然のことだと考えており、現時点で見直すことは
考えていない」と述べ、現時点では見直す考えはないとあらためて強調しました。
そのうえで、前原大臣は今後、国会での関連法案の審議を経て、新たな料金制度の
あり方について最終的に国土交通省で判断する考えを示しました。
*+*+ NHKニュース 2010/05/28[11:46:45] +*+*
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100528/k10014744311000.html