【裁判】郵便制度悪用厚生労働省文書偽造事件 厚労省元局長の無罪公算大 元係長の供述調書採用せず 大阪地裁

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1西独逸φ ★
郵便制度悪用に絡む厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた
元同省局長村木厚子被告(54)=休職中=の公判で大阪地裁は26日、検察側の主張を支える
最大の根拠だった元係長上村勉被告(40)の供述調書について「検察側が(想定した内容に)誘導した
可能性がある」と15通すべてを証拠採用しないことを決めた。
 
村木被告の関与を示す重要な証拠が採用されなかったことで、9月にも予定される判決は無罪が
言い渡される公算が大きくなった。
 
検察側が証拠請求していたのは、上村被告のほか自称障害者団体「凜の会」設立者倉沢邦夫被告(74)ら
計8人の供述調書計43通。横田信之裁判長はこのうち5人分の計9通を採用したが、残りを証拠として
認めなかった。村木被告の弁護人は閉廷後「これで無罪判決は動かない」と述べた。
 
弁護側は公判前整理手続きの段階から調書の信用性がないと主張し、証拠採用に同意していなかった。
公判でも調書に署名した証人が「作文で、でっち上げ」などと次々と内容を否定。
 
横田裁判長は4月、村木被告から偽の証明書を受け取ったと認めていた倉沢被告の判決で「供述調書は
不自然で、信用性には疑いが残る」と無罪(郵便法違反罪では有罪)を言い渡した。

ソース
山梨日日新聞 http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news2.php?genre=Main&newsitemid=2010052601000535