北海道教職員組合(北教組)が民主党の小林千代美衆院議員(41)(北海道5区)陣営に、
1600万円の違法な政治資金を提供したとされる事件で、
政治資金規正法違反(企業・団体献金の禁止)で起訴された
「小林ちよみ合同選挙対策委員会」の資金管理統括だった
木村美智留被告(46)の初公判が18日午後、札幌地裁(辻川靖夫裁判長)で始まった。
木村被告は罪状認否で「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めた。
起訴状などでは、小林氏陣営は2008年9月、「合同選対事務所」を開設したが、
解散総選挙が遠のいたことで事務所費用がかさみ、陣営資金が逼迫(ひっぱく)した。
このため、木村被告は2008年12月〜昨年7月、同委員会が政党や政治資金団体ではないのに、
北教組委員長(昨年6月に急死)から3回にわたって計1200万円、
同委員長の死後には、北教組の事実上のトップになった北教組委員長代理の
長田秀樹被告(50)(同法違反で起訴)から400万円を、
衆院選準備の政治資金として受け取ったとされる。
19日午後には、長田被告と北教組の初公判が開かれ、長田被告も起訴事実を認める方針という。
(2010年5月18日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20100518-OYT8T00689.htm