前原誠司国土交通相は18日の記者会見で、
高速道路の新料金を6月から始めるのを断念すると表明した。
実質値上げになる新料金に与党内から異論が相次ぎ、関連法案の国会審議が
ストップしているためという。当面は「休日上限1千円」など現行料金が続く。
全国の37地方路線での高速無料化の試行は6月下旬から始める。
新料金は4月、前原国交相が発表した。曜日やETC搭載の有無に関係なく
軽・エコカーが1千円、普通車が2千円など車種別の上限料金を設け、一定の距離を
超えれば料金が上がらない仕組みで、6月から始める予定だった。
新料金の導入に伴い、料金割引のための財源の一部を
高速道路建設に使うための法案を今国会に提出していた。
http://www.asahi.com/politics/update/0518/TKY201005180223.html