【社会】戦略なき「おねだり」…置き土産は日米破綻、鳩山政権の断末魔

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1 ◆SCHearTCPU @胸のときめき▲φ ★
米軍普天間基地問題の「5月決着」の期限まで、とうとう残り1カ月を切った。もはや奇跡でも
起きない限り「決着」しそうにないことは、誰の目にも明らかだ。しかし鳩山由紀夫首相は、
この期に及んでも政府案すら固めきれないでいる。その頭の中はいったいどうなっているのか−
という疑問に、保守派の論客、田久保忠衛氏が正論6月号の巻頭言で明快に答えている。

「リーダーシップがこの人物にあるか、ないか−という基準を設けてはいけない」と、田久保氏は言う。
それ以前の問題だからだ。米紙の痛烈な皮肉も解釈できず、屈辱を屈辱とも感じない性格だからこそ、
何の戦略もないまま子供のおねだりよろしく対米交渉だけは求め続ける。その結果、
「米国が日米同盟を考え直すような岩盤のゆがみが大地震に発展する」おそれが強まっている。
この論文で田久保氏は、現在の日米関係の危機を約40年前のニクソン政権時と比較。
繊維の貿易摩擦をめぐり当時の佐藤栄作首相が発したあいまいな一言をきっかけに、両国関係に
深刻な亀裂が生じた実例を紹介している。このときは「双方に言い分があったから」、
深刻な事態に発展しなかった。しかし現在の亀裂は「日本側から発した一方的な言動」が
原因だけに、容易に元に戻らない。

“愚かな”首相がもたらす国益損失は深刻だ。ぎくしゃくした日米関係につけ込むかのように、
中国海軍が沖縄近海での活動を活発化させている。田久保氏の言うように「経済政策や
福祉政策で失敗しようと、それだけで国は崩壊しない。が、外交・防衛政策のミスは
許されない」。

*+*+ 産経ニュース 2010/05/04[08:50:05] +*+*
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100504/plc1005040757004-n1.htm