【政治】高速料金、詰めの甘さ露呈…政権内ドタバタ

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1 ◆SCHearTCPU @胸のときめき▲φ ★
政府・民主党が21日、先に政府が打ち出した、新しい高速道路料金の体系を再考することにした。
背景には、新体系では、近距離などで実質値上げとなるケースがあり、夏の参院選に
悪影響を与えかねないとの危機感がある。ただ、国民の関心が強い政策で詰めの
甘さをさらけ出した形となり、政権批判はさらに高まりそうだ。

「このままでは国民の納得を得られない」。21日の政府・民主党首脳会議で
小沢一郎幹事長は、料金体系を再考するよう政府側に促した。小沢氏は、原則無料化を
掲げた衆院選マニフェスト(政権公約)との整合性を説明し切れないと判断したようだ。

今回の料金体系の検討は、小沢氏の主導で昨年12月にまとめた党の予算要望に
「統一料金制度の導入」が盛り込まれたのをきっかけに、国土交通省を中心に進められた。
しかし、料金設定は業界や自治体の利害と思惑が絡むことから、国交省は公表まで党側と、
同省の政策会議などの公式な場で調整することはなかった。

この手法があだになったと言え、公表以降、党内では「なぜ参院選に負けるような
政策を打ち出すのか」(中堅議員)との不満が渦巻いていた。料金再検討でこうした声は
取りあえず収束するとみられるが、幹部の一人は「政権のドタバタぶりは決して
プラスにならない」と有権者の反応を懸念した。
一方、メンツをつぶされた国交省内では「何がどこで決まるのか分からない」(幹部)との
不満も漏れた。

*+*+ jiji.com 2010/04/22[01:15:35] +*+*
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010042200014