★「愚かな首相かも」発言 普天間問題での窮地あらわ
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題に関し、鳩山由紀夫首
相は21日の党首討論で、自らが内外に宣言してきた「5月末の決着」になお意欲を見
せた。しかし、首相腹案の「本命」とみられた徳之島案は、地元町長から門前払いを受
けた。追い込まれた首相は党首討論で思わず本音を漏らした。「私は愚かな首相かもし
れません」−。
(中略)
平野博文官房長官は記者会見で「首相自身の謙虚さの表れ」と取り繕ったが、政府高
官は「あれはちょっとよくないな」と困惑の表情を見せた。
党首討論で首相は、普天間飛行場の「県外」移設への意欲も重ねて強調した。本命は
鹿児島県・徳之島へのヘリ部隊の移設案とされるが、この案は20日、地元の3町長に
明確な「NO」を突きつけられた。滝野欣弥官房副長官が町長らに平野官房長官との面
会を打診したが拒否された。首相にとって深刻なのは、この動きについて、首相自身は
事前に全く相談されていなかったという事実だ。
わずか50分間ほどの党首討論の時間中、民主党議員席では居眠りしていたり、うつ
むいてずっと携帯電話をいじったりしている議員の姿も見られた。図らずも首相の求心
力の低下を象徴する党首討論となった。
自民党の石破茂政調会長は21日の記者会見で鳩山政権の現状をこう表現した。
「官邸崩壊と言っても過言でない」
■ソース(産経新聞)(中略部分はソースで)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100421/plc1004212131024-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100421/plc1004212131024-n2.htm