ワシントンで開かれた核安全保障サミットの夕食会で、4月12日夜(日本時間13日午前)、
鳩山由紀夫首相とオバマ大統領の非公式会談が行われた。
日本側は正式な会談を求めていたが、アメリカ側はそれを受け入れなかった。
鳩山首相は普天間問題について2分も話していない
鳩山首相とオバマ大統領の非公式会談はたったの10分間。通訳を介していたので正味5分間というところだろう。
その中身は、アメリカ側が最も関心を持っているのはイラン問題であるから、
おそらく5分のうち3分がイラン問題。鳩山さんがオバマさんと話したかった
普天間問題は2分以内、つまり「ほんのひと言」のやりとりだったのではないか。
鳩山さんはこの非公式会談で「大統領もぜひ協力願いたい」と伝え、5月中に
普天間基地移設問題の決着をつけると念を押した。5月中ということは、残りわずか1カ月ちょっとしかない。
オバマさんは鳩山さんに対して「本当に大丈夫か」「信用してよいのか」とかなりの懸念を示したのではないか。
オバマさんは、昨年9月に民主党政権が誕生してから今まで
普天間問題がまったく進展していないことに相当苛立っている。
新聞各紙は、この鳩山・オバマ会談をかなり否定的に報じた。
けっこう続きます
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100418/221879/?P=1