【文化】960年ぶり青の極楽浄土 平等院鳳凰堂CG再現(画像あり)

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1かなえφ ★
 世界遺産・平等院(京都府宇治市)は、鳳凰(ほうおう)堂内の須弥壇(しゅみだん)や柱などをコンピューター
グラフィックス(CG)によって創建時(1053年)の極彩色で再現した。17日から境内のミュージアム
鳳翔館で一般公開を始めた。青色が基調になっており、神居文彰住職(47)は「穏やかな海底をイメージ
させる」と話している。

 本尊の阿弥陀如来坐(ざ)像(国宝)を安置する須弥壇の周辺で、当時、貴重だった青色の鉱石ラピスラズリの
断片が見つかっており、立体的なCGでは、壇上を鮮やかな青色で再現し、側面も華麗な螺鈿(らでん)装飾を
施した。また、柱と梁(はり)は顔料を特定し、当時の彩色画を復元、壁面は全体の調和から青色だったと推定
したという。

 蛍光エックス線での科学調査や専門家の意見などを参考にし、日本画家が描いた彩色画をCGで組み合わせた。
鈴木嘉吉・元奈良文化財研究所長(81)(建築史)は「痕跡をたどって、できる限り緻密(ちみつ)に再現されて
いる。平安時代の繊細な美がよみがえった」と評価している。同館での公開は8月6日まで。期間中、CGや彩色
画計15点を入れ替える。

読売新聞 2010年4月17日
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100417-OYO1T00513.htm
▽CGで再現された鳳凰堂内の彩色(画像)
http://osaka.yomiuri.co.jp/photo/20100417-750339-1-L.jpg
▽現在の鳳凰堂内部。須弥壇と本尊の阿弥陀如来坐像(画像)
http://osaka.yomiuri.co.jp/photo/20100417-750353-1-L.jpg
2名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:21:28 ID:B6PSmIJA0
おお、
3名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:22:53 ID:l5ysJzJ2P
俺のインターネットを解約したのは誰だ!

       /\___/ヽ
    /ノヽ       ヽ、
    / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
    | ン(○),ン <、(○)<::|  |`ヽ、
    |  `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l  |::::ヽl  
.   ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/  .|:::::i |
   /ヽ  !l |,r-r-| l!   /ヽ  |:::::l |
  /  |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄
  /   | .|           | .| ,U(ニ 、)ヽ
 /    | .|           | .|人(_(ニ、ノノ
4名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:23:54 ID:k29CAc9G0
    ___
   ,;f     ヽ
  i:         i
  |         |
  |        |  ///;ト,    >>1
  |    ^  ^ ) ////゙l゙l;   
  (.  >ノ(、_, )ヽ、} l   .i .! |  南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
  ,,∧ヽ !-=ニ=- | │   | .|
/\..\\`ニニ´ !, {   .ノ.ノ
/  \ \ ̄ ̄ ̄../   / .


それ、人間の浮生なる相をつらつら観ずるに、凡そはかなきものは、
この世の始中終、幻の如くなる一期なり。
されば未だ万歳の人身を受けたりという事を聞かず。
一生過ぎ易し。今に至りて、誰か百年の形体を保つべきや。
我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず、おくれ先だつ人は、
本の雫・末の露よりも繁しといえり。

されば、朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり。
既に無常の風来りぬれば、すなわち二の眼たちまちに閉じ、
一の息ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて桃李の装を失いぬるときは、
六親・眷属集りて歎き悲しめども、更にその甲斐あるべからず。

さてしもあるべき事ならねばとて、野外に送りて夜半の煙と為し果てぬれば、
ただ白骨のみぞ残れり。あわれというも中々おろかなり。
されば、人間のはかなき事は老少不定のさかいなれば、誰の人も、
はやく後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏を深くたのみまいらせて、念仏申すべきものなり。
あなかしこあなかしこ
5名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:24:03 ID:vOTzrEbhP
これでもかなり地味な方だぜ。
6名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:25:21 ID:7yPEu//E0
これは観に行かなくては!!!
7名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:26:37 ID:9aXpAN3e0
>創建時(1053年)

人ごみ(1053)あふれる鳳凰堂、と覚える。

受験知識な
8名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:30:52 ID:R8bFtIus0
>>1
>ラピスラズリ

耳すま推奨。
9名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:31:08 ID:7el0hTj00
大体のものが色あせてるから誤解されがちだけど、昔の人の色彩感覚って結構派手好みだよな
10名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:32:23 ID:+H3ecURT0
正に極楽に行ったような気分になれただろうな。
11名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:33:58 ID:DPTPazmg0
10円玉の鳳凰堂にも当時の色を・・・
12名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:34:41 ID:n5lolw2rO
平等院鳳凰堂って実物かなりショボいよな。
13名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:36:47 ID:QANi8Oo/O
早く極楽浄土行けよ↓お前みたいなクズは
14名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:39:43 ID:JXNEIxT/0
>>9
奈良の大仏の頭が紫なのにはワロタ
15名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:40:09 ID:M3Sxex7+0
う〜む綺麗だ
素晴らしい
16名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:40:32 ID:dK1Dzo1QO
海物語の背景かとオモタ
17名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:41:43 ID:0p4qXsFV0
綺麗だけど画像が小さい!
18名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:41:59 ID:k29CAc9G0
>>9
アホ発見w
19名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:42:29 ID:WJAmXnrtP
京都の府民性ってどうなの?
大阪と変わらない感じなのだろうか
20名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:43:53 ID:M3Sxex7+0
>>19
京都=いけず
21名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:45:06 ID:/aAeWOUz0
いつから今みたいに地味になったんだろう。
昔の仏教関係の事物って、いまのチベット仏教関係のそれらと同じ位、華やかだ。
このほうが、きれいでいいと思うんだけどな。
22名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:46:05 ID:iMVmSEfr0
なんか上手いこと、フラッシュたいて撮影したみたいな光具合になってるな
231th ◆6KRJEpqjyg :2010/04/17(土) 20:46:10 ID:7LDy1bie0
ネットで見れるようにしてくんないかな。
24名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:47:16 ID:WJAmXnrtP
>>20
うーんいけずぅぅぅ
25名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:48:46 ID:g5up4kCt0
京都府民の皆さんへ

2ch名物の[ウトロ]地区って 平等院の傍ですか?
できれば宇治散策がてらに[ウトロ]周辺をボラボラしたいもんでして?^^w
26名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 20:57:08 ID:4EbnRp7F0
>>21
平安以降貴族社会が貧乏になって改修できないのを
武家の連中がわびさびだと勘違いしたのが始まりなんだろうな
やっぱあづまびとは地味なんだよ
27名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 21:05:57 ID:z5pi8C3xP
>>26
もっともらしいけど、金閣はハデハデだし、
安土桃山〜江戸初期にかけては豪華絢爛な建物が
持てはやされたぞ。
今に通じるワビサビ文化は、質素倹約が推奨され始め
てから根付いた物で意外と歴史は浅いかもしれない。
28名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 21:14:34 ID:hvqB3cvN0
>>21>>26>>27
今にこんな歴史の遺物を見られるのは日本位じゃないの?
だから、良い方に解釈しようよ。
支那なんて25年位前に叩き壊して、今更補修保存してるんだから。
補修も保存もしないで、「日本に渡った渡来人が偉かった!」
と言ってるチョソン人よりは、支那の方が賢いけどね。

保存補修の技術が世界最高ランクの日本をもう少し褒めようよ。
29名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 21:21:36 ID:r4TgQ+qeO
>>25
散策出来るほど近くではなかったはず。あそこは巨大オグラ池を埋め立てるための場所だったんでしょ?
30名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 21:21:49 ID:vOTzrEbhP
いやちゃんと投資して極彩色を保ってる寺は山ほどあるよ。
檀家制度じゃないと維持出来ないから一般人は見れないけどね。
31名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 21:26:50 ID:mzwCXo/D0
あらいぐまタスカル
32名無しさん@十周年:2010/04/17(土) 22:54:25 ID:BdCiuVqt0
自殺防止に青い色のライトとかやってるけど昔の人はとっくに知ってたんだな
33日本鬼子 ◆ukjc/JAP/s :2010/04/18(日) 00:01:31 ID:MyBySc3MP BE:2397233489-PLT(12000)
700年ぶりだねぇ
34名無しさん@十周年:2010/04/18(日) 00:03:11 ID:sZHWssgw0
古びたほうが良いってのは現代人の感覚だからな
昔は、電気やネオンなんてなかったろうし、
極楽浄土をあらわすためには派手派手だったんだろうな
派手は派手でも品があったろうけど
35名無しさん@十周年:2010/04/18(日) 00:11:55 ID:PvY8yFL30
こういう様式などについて全然知識ないのだが、
後ろの込み入った文様が入って青の世界を形作ってるところなんかは
イスラムのモスク内部をちょっと連想させたりもしないか。
36名無しさん@十周年:2010/04/18(日) 00:17:26 ID:AUb0K5/wO
青がラピスとは!!
金ぴかじゃなくとも、ものすんごい高価だぜ
見に行きたいけど、京都は遠いなあorz
37名無しさん@十周年:2010/04/18(日) 00:19:26 ID:+90jSnGa0
昔の日本人凄すぎ
38名無しさん@十周年:2010/04/18(日) 00:44:04 ID:viIjQ2nf0
モノノ怪かよ
39婆 ◆HKZsYRUkck :2010/04/18(日) 00:46:09 ID:Ro3kK0EJ0
>>35
青って、トルコっぽいよね。
あと、ドロウボウさん御用達の唐草模様も、あっちのデザインなんだよな。

>>30とか>>28とかその他
宗旨の違いが大きいんじゃないかな。
ゴシック調は南都仏教で、サイケなのは密教系で、ワビサビは禅宗係とか、
そういう感じ。
40山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2010/04/18(日) 00:50:11 ID:DaorWY8e0
>>9
わび・さびのさびというのも、経年の結果を表現したものですからね。
最初から、さびた状態に作らなくても良い。
華やかなものを愛でることと、対立する鑑賞態度ではないと、思います。

わびの方は、元禄頃にならないと、物に対する肯定的な用語として、出てまいりませんし。
(美意識としては、桜花や夕暮れに対して、見えなくもありませんが)
41婆 ◆HKZsYRUkck :2010/04/18(日) 01:58:43 ID:Ro3kK0EJ0
>>40
>(美意識としては、桜花や夕暮れに対して、見えなくもありませんが)

たとえば、枕草子の「桜は盛りを…」とか百人一首の「いずこも同じ秋の夕暮れ」
なんかは「わびしい」という負の感情を肯定的に捉えている、みたいなことなんかな。

してみると、「それはそれで、『をかし』だよねー」といった酔狂的な感覚
なのかしらん。
42山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte :2010/04/18(日) 12:32:55 ID:DaorWY8e0
>>41
そんなところでしょう。
西行や定家にも、侘しいところを好んだところが、あると思います。
とりわけ、三夕中の「花も紅葉もなかりけり」などは。
「寂しさに」云々の良暹の歌も、三夕に繋がるという人がいますね。

>たとえば、枕草子の「桜は盛りを…」とか百人一首の「いずこも同じ秋の夕暮れ」
「花は盛りを」なら、『徒然草』です。
同所には、どこか朽ちている物の方がそれらしいという、寂的な美意識もある。
わざわざ口にされている辺り、逆に標準という訳でも、無かった様ですが。
また、強いて奇異なものを求める姿勢に対する、批判も見られます。

余談ですが、本居宣長などは、美しいものを見て素直に感動する「もののあはれ」
を追求して、兼好の発言を、さかしらごとだと、批判していますね。
裏を見る様な態度を、否定的に見ている。

ただ、どちらかといえば、中世以降は兼好の美意識が強い。
宣長以降、記紀万葉を求めた、復古主義的な美意識も、台頭しますが。
近代の歌人というのも、万葉系・直情系の方が強いですが、貫之以降の技巧
をかねた系譜、裏を見る意識を消すのは、あまりに惜しい。
43名無しさん@十周年:2010/04/18(日) 12:56:39 ID:fgwpbEqA0
うわ。ぜんぜん伸びてないな。
44名無しさん@十周年:2010/04/18(日) 13:10:44 ID:cjrwGmxyO
>>38
私も思った。座敷わらしにモロこんな部屋出てきたなぁ。

色彩感覚凄い。
45婆 ◆HKZsYRUkck :2010/04/18(日) 20:48:37 ID:Ro3kK0EJ0
>>42
勉強になるな。
言われてみれば、素人の俺が見ても兼好さんの物言いは
斜にかまえたインテリ臭さがある気がするw
んで、宣長さんの「もののあはれ」にしても、はかなさや
無常さといった負のエモーションに「感動」してるということか。
彼の言うところの「さかしらフィルター」を通していないから純粋なんだろうけど、
たしかに、何かまじめっぽくて面白みに欠ける気はするな。
いや、よくわからんけど。

関係ないけど、「わび・さび」に続いて「渋い」も今じゃ完全に
肯定的な意味合いだよね。あれも江戸時代ころには「渋好みとは
通だねえ」みたいな時期を経て、こうなっちゃったんだろなと。
スレ違いですまん。
46名無しさん@十周年:2010/04/19(月) 13:39:31 ID:t1mT0TJd0
これ各自の卓上にウィンドウ開いて
その上で観れるようにとか出来んの
47名無しさん@十周年:2010/04/19(月) 13:41:06 ID:bDryXbpD0
素晴らしい。
48名無しさん@十周年:2010/04/19(月) 13:51:55 ID:qmcxFQB+0
>>28
文化庁がどんだけ糞な仕事してるか知ってて皮肉言ってるのか?
まあ中国の補修がアレなのは同意。
49名無しさん@十周年:2010/04/19(月) 13:53:40 ID:FoDs8dFS0
>>42
も、、森三中
50山野野衾 ◆m6VSXsNcBYte
>>45
と言いましょうか
兼好「花は咲き誇っている時ばかりが、月は綺麗な満月だけが美しいのか?
  いや、そうではあるまい。散る花も、欠けた月も、隠れた月も美しい」
宣長「素直に咲いた花を見て美しいと言えよ」
と言ったところですか。後者は、直情的というか、転び方次第だと野暮ですね。