【生物】 男女は生物学的には根本的に違う オスとメス、それぞれ別に進化 東京大学などのグループが証拠発見 

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1おっパブうっしぃφ ★
  
★オスとメス別に進化 証拠発見

 これまで生物の基本的な形は、子孫を残すことができるメスで、オスは進化の過程で
メスから生まれたと考えられてきました。ところが東京大学などのグループがメスとオスは、
それぞれ別に進化してきたことを示す証拠を初めて発見し、生物の基本的な形を見直す
成果として注目を集めています。
 
 この研究を行ったのは、東京大学理学系研究科の野崎久義准教授と、アメリカの研究所のグループです。
これまで原始的な生物では、オスになるために欠かせない遺伝子は、見つかっていましたが、
メスになるのに欠かせない遺伝子が見つかっていなかったため、生物の基本的な形はメスで、
オスはメスから誕生すると考えられてきました。ところが藻の一種で、精子と卵子で生殖を行う
原始的な生物の「ボルボックス」を研究グループが調べたところ、世界で初めてメスになるために
欠かせない遺伝子が見つかったということです。

 見つかった遺伝子は、卵子がつくられる際に働くとみられていて研究グループでは、
オスとメスは、性別がない状態からそれぞれ必要な遺伝子を獲得し、誕生したとしています。
野崎准教授は「オスとメスは根本的に違っていることが明らかになった。
男女は生物学的には根本的に違うということを認識すれば、男女関係も、
よりうまくいくのではないか」と話しています。

NHK http://www.nhk.or.jp/news/html/20100416/t10013876061000.html