【豊田女子高生殺害】事件直前、現場近くでジャージー姿の男目撃

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ジャージー姿の男目撃 豊田女子高生殺害

  愛知県豊田市の田んぼで2008年5月、高校1年の女子生徒=当時(15)=が殺害された強盗殺人事件で、
  事件の直前に現場近くで手袋をはめたジャージー姿の男が目撃されていたことが、捜査関係者への取材で分かった。
  豊田署特捜本部によると、地元住民に該当者はなかった。女子生徒の遺体の着衣には
  手袋痕があったことが分かっており、特捜本部は事件との関連を調べている。

  特捜本部への取材では、女子生徒は08年5月2日午後7時20分ごろ、自転車で帰宅途中に殺害され、
  翌日朝、口にハンドタオルを詰め込まれ、首にビニールテープを巻かれた状態で発見された。
  着衣から手袋痕が採取され、両腕を縛ったとみられる結束ベルトが遺体近くに落ちていた。

  捜査関係者や地元住民への取材では、5月2日午後7時すぎ、複数の通行人に、
  現場近くの農道を西へ歩くジャージー姿の男が目撃されていた。上下とも黒で、手袋は白との証言もある。

  一方、男が目撃された時間帯に、現場近くの別の農道で、黒っぽいRVが止まっていたのが見られている。
  特捜本部への取材では、犯人はタオルとテープ、結束ベルト、手袋に加え、刃物も用意していた可能性が大きく、
  計画的な犯行とみられる。うちテープと結束ベルトの同じ商品が事件の半月ほど前、
  豊田市内の量販店で同時に売られていたが、購入者は不明という。

  事件は来月2日、発生から2年を迎える。懸賞金制度の対象で、有力情報の提供者には上限300万円が支払われる。
  情報提供は、特捜本部=フリーダイヤル(0120)******=へ。

中日新聞 2010年4月15日 朝刊
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010041502000044.html