【雇用】 じつは派遣より悲惨!? “ブラック化”する外食・小売チェーンの正社員たち

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6おっパブうっしぃφ ★
>>5の続き

●価格競争の裏で急増する 「名ばかり大企業」店舗

 少子化や不況などで、厳しい現実にさらされている外食業界。
日本フードサービス協会の調べによると、2009年における全業態トータルの年間売上は前年比98.5%。
業態別では唯一、ファーストフードのみが売上102.5%と前年増だが、客単価は伸び悩んでおり、
今年に入っても2ヵ月連続で前年を下回っている。
 消費者の低価格志向は、業界全体に猛烈な価格競争を巻き起こしている。
「すき家」「松屋」に続き、「吉野家」が牛丼全品の値引きキャンペーンを開始したのは周知の通りだ。
しかし、こうした価格競争を下支えしているのは、ほかでもない現場で働く人々。人件費カットのしわよせが社員たちを直撃している。

http://diamond.jp/articles/-/7843?page=3

 同様に価格競争の激しいアパレル業界でも実態は悲惨だ。ある大手紳士服チェーン店の店長(40代)は、
売れ行き不振の責任をかぶり、月収20数万円と少ない給与の中から自腹で商品を購入し続けていた。
袖を通さないスーツの数はなんと100着以上に及んでいるという。
 チェーン展開企業の場合、店舗が“密室”と化してしまい、労働実情が本社のあずかり知らぬところとなりやすい。
加えて厳しいノルマやコストカットの重圧もある。上司不在で責任を負う店長のプレッシャーは相当なものだろう。
 また、少ない人的資源で店を支えなければならないという点では、中小・零細企業の経営者と同様だ。
つまり、チェーン店の中には“名ばかり大企業”ともいうべき店舗が少なくないのかもしれない。

続く