○中野(寛)分科員
続きまして、厚生大臣にお伺いをしたいと思います。
私は、在日韓国人を中心にいたしまして在日外国人の皆さんへの、特に永住権者への、国民
年金そして児童手当等、あと残されております国籍条項のございますものにつきまして、何と
か国籍条項を外して早く内国人並みに適用をしていただきたいということを御要望申し上げ続
けてまいりました。一年目、二年目は残念ながら厚生省からこれといって前向きの御答弁をい
ただくことはできませんでした。昨年野呂厚生大臣のときにやっと、初めて、前向きに一度検
討してみたいというお答えをいただきました。ことしは、質問申し上げる前に園田厚生大臣の
方で、難民条約の批准に関連をしてではありますけれども、国民年金等の適用について大臣の
方から具体的に検討を指示されたということを各種報道等でも拝見をいたしました、そして今
国会にもそれを提出されるという運びになろうかという状態のようでございます。
これらの問題につきましてぜひとも早急に御提示をいただき、でき得ることならばといいま
すか、ぜひお願いをしたいわけでありますけれども、あの特別措置、いわゆる三十五歳を過ぎ
た方々に対する特別措置のことも含めましてぜひ前向きに御検討いただき、その実現を改めて
お願いをしたいと思います。そのお願いするといいますか御要望申し上げる趣旨については、
くどくど申し上げるよりも大臣御自身がもうよく御存じでございます。大臣の今日の決意と、
そして現在の作業状況につきましてお尋ねをしたいと思います。
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・開会日付 昭和56年03月02日
・発言者名 中野寛成
・会議指定 衆議院 予算委員会第三分科会
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