★アヴァンス法務事務所、無資格で債務整理か
テレビCMなどで知られる司法書士事務所「アヴァンス法務事務所」(大阪市中央区)が、
無資格の事務職員に多重債務者の債務整理を担当させた疑いがあるとして、大阪弁護士会が、
事務所の運営法人と、代表司法書士ら5人を弁護士法違反(非弁活動)容疑で
大阪府警に告発したことが8日、分かった。
大阪弁護士会によると、同事務所では2007年12月〜09年3月、
多重債務者3人の相談を受けた無資格の事務職員が、司法書士が担当するように装って消費者金融との交渉を担当。
示談書を作成するなどした報酬として計約90万円を受け取った疑いがある。
代表司法書士らも事務職員の行為を黙認した疑いがあるとして告発した。
03年に司法書士法が改正され、特別な研修を受け法務大臣の認定を受けた司法書士は、
一定額以下の過払い利息の返還交渉や、簡裁が扱う民事訴訟などで当事者の代理人を引き受けられるようになった。
同事務所副代表の徳永諭司法書士は「捜査に差し支えるので詳しいコメントは差し控えたい。
ただ、相談者の依頼には認定司法書士が法律にのっとって対応している」と説明している。
サンスポ
http://www.sanspo.com/shakai/news/100408/sha1004081312019-n1.htm