★09ボルドー、品質にばらつきか
プリムール(先物取引)試飲が終わったボルドー2009年ヴィンテージについて、
品質にばらつきがあるという評価が出てきた。
ステファン・タンザーが主宰する「インターナショナル・ワイン・セラーズ」(IWC)電子版の速報で、
評論家イアン・ダガタが、09年と近年の偉大なヴィンテージである05、00年との大きな違いとして、
品質が一貫していない点を指摘した。
コンサルタントのミシェル・ロランの「私が手がけた過去最高のボルドー」、
シャトー・ラトゥールのフレデリック・アンジェラ社長の
「30年後にはすべての新しいワインの評価基準となるヴィンテージ」などの賞賛の声を紹介する一方、
シャトー・ムートン・ロートシルト醸造責任者フィリップ・ダルーアンの「気候は完ぺきではなかった」、
JPムエックスのコンサルタントのジャン・クロード・ベルーエの
「メルロを遅摘みした生産者は悲劇」などの厳しい見方も紹介した。
プリムール商戦は、IWC、ワイン・アドヴォケイト、ワイン・スペクテイターなど
専門誌の得点が出る4月末から、本格的な価格交渉が始まる。
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20100407-OYT8T00519.htm