【基地問題】鳩山首相の軽い発言の数々 この調子だと「5月に決めなければならないと法的に決まっているわけじゃない」と言い出しかねず

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1シガテラな本屋さんφ ★
米軍普天間飛行場(沖縄県名護市)移設問題で鳩山内閣が大揺れに揺れた1週間だった。混乱の一因となっているのが、
鳩山由紀夫首相のあまりにも軽い発言の数々である。とくに、3月29日の次の発言は長く人々の記憶にとどまること
になるかもしれない。

 「今月中じゃなきゃならないとかいう、そういうことは別に法的に決まっているわけじゃありません」

 鳩山首相の言うとおり、普天間飛行場の移設先に関する日本政府案を3月中に決めなければならないという法律は
存在しない。しかし、3月中にまとめると言っていたのは、鳩山首相だ。その本人に開き直られても、国民は困惑す
るばかりだろう。(中略)
  政治への信頼よりも食料の方が大事だと考える人もいるだろうから、一概に論語の理屈をふりかざすつもりはない。ただ、国家を運営
していくにあたって、国民の政治への信頼が重要であることは論をまたない。自ら信頼を損ない続けた結果、内閣支持率は
下がり続け、30%を割り込もうとしている。
 普天間問題にかぎらず、勝手に約束して、勝手に約束を破っていくという独り相撲が鳩山首相には多すぎる。首相たるもの、実現
できないことは公言してはいけないし、いったん公言したことは必ず実現しなくてはならないのではないか。
 さて、そんな迷走を続けている普天間飛行場問題だが、移設先の日本政府案というのは、いつ決まるのか。鳩山首相は翌3月30日
にはこんなふうにも言っている。

 「1日、2日、数日ずれることが何も大きな話ではない」

 鳩山首相がそう言った日からすでに4日間が経過した。そろそろ鳩山首相が言う「数日」というのが、何日間を指すのかを
はっきりさせてほしいころ合いである。
 それとも、鳩山首相は「何日間ずれるかをはっきりさせなければならないということが法的に決まっているわけではない」
と言い張るのだろうか。
この調子だと、最終決着の期限としてきた5月の終わりごろに「5月に決着させなければならないと法的に決まっているわけじゃありません」
と言い出しかねない。(略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100403-00000524-san-pol