【政治】鳩山首相退陣論が密かに囁かれ始める…「小沢氏辞任だけでは済まぬ」

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1 ◆SCHearTCPU @胸のときめき▲φ ★
鳩山内閣の支持率低迷や政策決定の迷走ぶりを受け、民主党内で鳩山由紀夫首相(党代表)の退陣論が
密(ひそ)かにささやかれ始めた。これまでは小沢一郎幹事長と距離を置く勢力を中心に、
夏の参院選前に小沢氏は辞任すべきだが、首相には続投してもらいたいという「分離論」が
大勢だった。微妙に風向きが変わってきたようだ。 (高山晶一)
首相も小沢氏も「政治とカネ」問題を抱えているが、党内ではどちらかというと、小沢氏への
不満の方が強く、首相には同情的な空気があった。反小沢系議員の間には、首相まで替えると
「ポスト鳩山」選びで党内対立を誘発し、結果的に「小沢院政」につながりかねないとの
思惑も働いていた。
ところが、ここにきて、そうした空気が変わってきた。首相自身の指導力に疑問符がつく場面が
相次ぎ、もし小沢氏が辞めたとしても、鳩山首相のままでは、参院選は戦えないとの声が出始めた。

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題では、首相は公言していた三月末までの
政府案の取りまとめができず、政府案を一つの案に絞り込むのかどうかでも、
閣内の連携不足をうかがわせる発言が相次いだ。
郵政改革法案では、亀井静香郵政改革担当相が公表した法案の骨格をめぐって、
一時は閣僚同士が対立。党側からは「首相官邸の手綱さばきの問題」(中堅)と、
首相の指導力不足を指摘する声があがった。
こうした状況に、ある党幹部は「小沢氏が降りれば局面が打開されると思っていたが、
もうそういう段階じゃない。今は内閣の問題だ」と不満を隠さない。反小沢系の中堅議員は
「発言がぶれる首相自身に問題がある。小沢幹事長を切れば済むことではない」と、
もはや「小鳩体制」を総入れ替えするしかないと強調する。

首相は小沢氏を含めて現在の執行部で参院選を戦う考えを明言し、今月後半からの
事業仕分け第二弾などで政権浮揚を狙う。
しかし、党内からは「それで支持率が上がるものでもない」との悲観論も。
目立った成果を残せなければ、首相への風当たりはますます強まることになる。

*+*+ 東京新聞 2010/04/04[08:01:34] +*+*
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010040402000065.html