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「政治とカネ」問題や米軍普天間飛行場移設問題などで鳩山由紀夫政権が低迷するなか、
自民党の支持率はさらに低空飛行。一方で、第3極のみんなの党(渡辺喜美代表)は、
民主党に失望した無党派層を中心に、日増しに支持を集めている。その「二匹目のドジョウ」を狙うわけだ。
焦点となる人数は、すでに7人を確保したとみられている。
与謝野氏と平沼氏は親交が深く「民主党が参院選で単独過半数を取れば日本は終わるという認識では一致している。
小異は捨てないといけない」(平沼氏周辺)とされ、合流の可能性は高い。
ただ、平沼氏が合流すれば、保守色が強まりすぎる懸念があるため、調整は続きそう。
また、与謝野氏は鳩山首相を「平成の脱税王」と批判していた経緯があるだけに、邦夫氏の合流にもひともんちゃくありそうだ。
さらに、これにもし首相候補として断トツ人気を誇る舛添氏が加われば、政局は一気に緊迫する。
与謝野氏は消費税増税を志向する「財政規律派」、舛添氏は小泉路線を踏襲する「上げ潮派」で
経済政策は相容れないため、「合流の可能性は低い」(舛添氏周辺)とされる。
しかし舛添氏は2日、鹿児島市内で参院選の自民党公認候補の会合に出席し
「参院選で民主党が過半数を取れば、自民党、日本の保守が終わる。
ありとあらゆる手段を使って過半数を渡さないようにする」と宣言した。
「第3極が乱立すれば、結局は民主党が漁夫の利を得る」(選挙プロ)との指摘もある。
自民党が溶解し、政界の行き着く先はどこなのか。
以上