・新潟日報社は27、28の両日、全県の有権者を対象に電話による「日報世論調査」を実施した。
政党支持率は「支持政党なし」が前回調査から11・1ポイント上昇し、39・2%でトップ。
民主党は12・0ポイント減の25・8%で急落した。自民党は1・7ポイント減の20・8%だった。
今夏の参院選比例代表で投票したい政党は、民主党が28・2%、自民党が24・2%で拮抗
(きっこう)している。投票したい政党がまだ「分からない」とした回答も26・0%に上った。
また、泉田裕彦知事の県政運営を「大いに評価する」「ある程度評価する」としたのは計82・2%で、
前回に比べ5・3ポイント下がったものの、依然高率となっている。民主党の支持率が大幅に
減少した背景には、鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長をめぐる「政治とカネ」などに対する
県民の厳しい視線があるとみられる。
民主党の支持率を男女別で見ると、男性は前回より18・6ポイント減の25・2%、女性は6・0
ポイント減の26・3%で、男性からの支持がより大きく減った。自民党は男性が5・1ポイント増の
24・4%だったのに対し、女性は8・0ポイント減の17・5%だった。
政党支持率を地域別で見ると、新潟市では「支持政党なし」が20・5ポイント増の47・8%に増加。
民主党は16・0ポイント減の20・5%、自民党は4・1ポイント減の17・1%だった。一方、郡部では
自民党が17・2ポイント増の33・1%に伸ばした。民主党は21・0ポイント減の20・2%。
参院選比例代表の投票先のうち、男性は自民党が28・4%で、民主党の27・1%よりやや
高かった。これに対し女性は民主党が29・1%で、自民党の20・4%を上回った。
ふだんは「支持政党なし」と答えた人の投票先では、民主党14・6%、自民党14・3%で、ほぼ
横並びだった。
県政運営を評価する具体的な理由では、「仕事上の失敗がない」が30・9%で最多。
次いで「人柄」(30・0%)、「指導力」(26・2%)、「政策」(10・1%)と続いた。(抜粋)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/10193.html