大阪刑務所(堺市)の男性刑務官が日本人受刑者に「外国人は嫌い」と発言し、
在日韓国人の受刑者を名指しして付き合わないよう促していたのは人権侵害だとして、
大阪弁護士会は26日、同刑務所に改善を求める要望書を送ったと発表した。
在日の受刑者が人権救済を申し立てていた。
弁護士会によると、刑務官は2005年8〜9月、日本人受刑者2人に対し、
在日韓国人の受刑者の名を挙げ、「つるんでいたら懲罰に落ちる」
「おれは韓国人や朝鮮人、外国人は嫌い」などと発言した。
大阪刑務所の広報担当者は「受刑者の人権には配慮しており、
国籍差別は一般的にありえない。要望書の内容を精査し、対応を検討したい」と話している。
朝日新聞
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201003270039.html