■ルサンチマンとは、
デンマークの思想家セーレン・キェルケゴールにより確立された哲学上の概念。
主に、ある感情を感じたり行動を起こしたりさせる状況下で生きられる人、
すなわち強者に対して、それをなしえない弱い者の憤りや怨恨、憎悪、
非難の感情をいう。この感情は自己欺瞞を含み、嫉妬や羨望から来る。
ルサンチマンの例は、敵との対比(実際の敵であることもあれば空想上の敵で
あることもある)において自己を定義しようとする様々なイデオロギーである。
このようなイデオロギーでは敵(すなわち自分が無力である原因または無力で
あると感じる原因)が悪の元凶扱いされ、反対に、道徳的に優れているのは自分
だとされる。彼らは悪人だ、従ってわれわれは善人だ、というわけである。
あるいはまた、世界はどうしようもなく悪によって支配されている。したがって
われわれのほうが世界より優れている、ともなる。
【オムニバス】ネット,右翼の原動力は世代間差別への反感か
http://www.janjannews.jp/archives/2921859.html