大阪・ミナミの繁華街の周辺地域で、派遣型風俗店が急増している。他地域から閉め出された風俗店が流入、
さらにミナミ中心部では店舗型風俗店や無料案内所に対する取り締まりも強化され、摘発を逃れる目的で
派遣型にくら替えしているらしい。この地域には文化施設が多く、住民の生活圏とも重なり、地元からは
「子供たちに悪影響」との悲鳴も上がる。
■あやしげな雰囲気
観光客でにぎわう大阪市中央区の道頓堀界隈(かいわい)を離れ、東へ数百メートル。国立文楽劇場北側の一角は、
平日の昼下がりにもかかわらずあやしい雰囲気に包まれていた。どこからともなく次々と現れ、白昼堂々と
ラブホテルへと消えていくカップルたち。女性は派手な服装で、2人の距離感もどこかぎこちない。
地元の高津連合振興町会会長、日根野谷義之さん(81)は「ほとんどが派遣型風俗店の女性と客。
ここ何年かですごく増えました」。ホテルを出て男性客と別れた女性は、待機場所があるとおぼしき
周辺のマンションや雑居ビルへと消えていく。日根野谷さんはため息をつく。「これを見る子供たちが
何と思うか…。表面上は店舗がないから、抗議もできない」
(2010年3月24日 07:05)派遣型風俗店 ミナミ急増で 地元悲鳴「子供たちに悪影響」
http://www.sankei-kansai.com/2010/03/24/20100324-021935.php 画像:地図
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