【社会】知られざる地方の自慢の食材を人気レストランのシェフが腕をふるって「ドレスアップ」し、東京の消費者に伝える取り組み、盛んに

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1春デブリφ ★
★隠れた食材で新「郷土の味」

 知られざる地方の自慢の食材を人気レストランのシェフが腕をふるって「ドレスアップ」
し、東京の消費者に伝える。地方と都会を結ぶそんな取り組みが盛んになってきた。
仕掛け人は、食や地方にまつわる企画や宣伝のプロたち。シェフにとっては新たな
食材を発掘でき、地方にとっては食材を通じて地域の魅力を広く知ってもらえる機会と
なっているようだ。

  ◆シェフを招待

 マリンブルーの海に囲まれた長崎県の九十九島。島々に挟まれ、干満差が4メートル
近くにもなるという海で「九十九島かき」は育つ。粒が小さく味が濃厚。だが、都会の
スーパーで見ることはほとんどない。
 今月8日、九十九島かきの養殖用いかだを囲んで、東京の人気店のシェフ13人が、
その身をほお張った。佐世保市の観光コンベンション協会が招待した食材探しツアーで、
飲食店検索サイト運営「ぐるなび」(東京都千代田区)が参加を募った。

 なぜ観光振興でシェフを招待なのか。「食は一つの観光資源。もし料理名に『九十九
島産の』と名が付けば、観光集客にもつながる」と、同協会の口木史香課長は期待を語る。
 ぐるなびは自治体などと組み、こうした食材探しツアーを平成20年秋から開催。秋田、
千葉、和歌山など10カ所に首都圏のシェフを案内した。新たなご当地PR術とし
て注目を集め、他の自治体から問い合わせもある。
(続く)
■ソース(産経新聞)(津川綾子)
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/100321/sty1003210925001-n1.htm