【政治】首都高、事実上値上げ 年内にも距離別料金

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政府が、首都高速道路会社と阪神高速道路会社の定額料金(普通車700円など)を
年内にも走行距離に応じて変わる距離別料金に移行させ、
事実上の値上げとする方向で検討していることが16日、分かった。
道路整備を求める民主党の要望を受け、料金値上げで建設費などをまかなう考え。
新料金の額は未定だが、利用者の多い首都高速・阪神高速の値上げは強い反発を招くとみられる。
首都高は現在、普通車で東京線が700円(休日割引500円)、神奈川線が600円(同400円)、
埼玉線が400円(同300円)。平日も時間帯によって3〜20%割り引かれ、特定区間の割引もある。
このうちETC(自動料金収受システム)車限定の休日割引は、08年に税金3兆円を投入した
利便増進事業の一部として実施しているが、距離別料金の導入に伴って廃止する方針。

首都高会社は07年9月、将来の道路改修費や維持管理費を確保するため、
普通車で700円定額の東京線について、距離に応じて400〜1200円とする新料金案を発表した。
だが、走行距離が19キロ以上になると値上げとなるため、利用者の反発もあって立ち消えとなっていた。

民主党は昨年末、道路整備を促進するため「利便増進事業の見直し」や「全国統一の料金設定」などを政府に求めた。
政府は今年6月にも首都高速・阪神高速以外の高速道路(無料化区間除く)で現行割引を見直し、
距離別料金をベースに車種別の上限料金を定める制度を導入する予定。
全国で距離に応じた「統一料金制度」となる可能性が出てきた。

民主党は昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で「高速道路無料化」を掲げたが、
首都高速・阪神高速は渋滞悪化を理由に無料化の対象外としていた。

3月17日2時34分配信 毎日新聞【石原聖、大場伸也】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100317-00000008-mai-bus_all