【経済】ファストフードの“両雄” マクドナルドと吉野家、明暗クッキリ

このエントリーをはてなブックマークに追加
1かなえφ ★
 ファストフードの“両雄”の日本マクドナルドと吉野家の明暗が、大きく分かれている。9日に両社が発表した
2月の既存店売上高は、マックの前年同月比9・1%増に対し、吉野家は17・2%減と12カ月連続のマイナス
だった。次々に新商品を繰り出し消費者を引き寄せるマック。1月に実施した一時的な値引きキャンペーンの反動減を
招いた吉野家。戦略の巧拙も影響している。

 マックの2月の既存店売上高は、2カ月連続のプラス。ボリューム満点で高価格の4種類のハンバーガーを次々に
期間限定で売り出す「ビックアメリカ」と銘打ったキャンペーンが大成功。お客一人あたりの使う単価が5・7%増と、
昨年7月以来7カ月ぶりのプラスに転じたことが貢献した。集客力も抜群で2月の客数も3・2%増と7カ月連続の
プラスとなった。

 独り勝ちのマックも、消費者の節約志向に伴う“外食デフレ”の影響で、昨年8月から6カ月連続で客単価が前年を
割り込むなど苦戦したが、ビッグアメリカ効果で見事脱却した。

 一方の吉野家は1年間もマイナスが続くどん底状態。すき家や松屋などのライバルチェーンが昨年相次いで値下げを
実施。その影響で、12月には22・2%減と大幅なマイナスを記録した。
※続きます。

産経msnニュース 2010.3.9 17:39
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100309/biz1003091723023-n1.htm
▽好調マックを牽引するビッグアメリカキャンペーン(画像)
http://sankei.jp.msn.com/photos/economy/business/100309/biz1003091723023-p1.jpg
▽コーヒー1杯無料キャンペーンなど次々と新しい仕掛けを打ち出した日本マクドナルドの原田泳幸社長(画像)
http://sankei.jp.msn.com/photos/economy/business/100309/biz1003091723023-p2.jpg