高知県南国市は5日、病気休暇を取った日にゴルフをしていたとして、同市消防署北部出張所、
第1消防隊副隊長の消防司令補(60)を同日付で停職処分にした。
停職期間は司令補が定年退職する31日まで。虚偽の病気休暇は5年間に13回あり、
同市は休暇中に支払った給与計約50万円を返還させる。
同市の発表では、2005年1月から今年2月までの5年間に13回、司令補は
「腰痛」を理由に病気休暇を取ったが、実際は周辺のゴルフ場に行っていた。今年2月中旬、
市民から「勤務中にゴルフをしている」と名指しで通報があり発覚。司令補は
「市民を裏切る行為。申し訳ない」と反省しているという。
同市は4日、職員懲戒審査委員会を開き、司令補を停職3か月にすると決めたが、
事実上は定年退職までになる。退職金は全額支払われる。また、管理、監督責任を問い、
高木正平・市消防本部消防長と大谷豊克・消防次長を減給10分の1(1か月)、
岡田直人・消防本部総務課長を戒告の、それぞれ5日付で懲戒処分にした。橋詰寿人市長は
「心からおわびします」と陳謝した。
同市では、病気休暇を取った場合、90日以上連続していなければ給与が全額が支払われる。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2010/03/06[10:14:24] +*+*
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100306-OYT1T00198.htm