「わいせつ行為を強制」 原告女性が証言 空自セクハラ訴訟 (03/04 18:39)
道内の航空自衛隊基地に勤務していた元自衛官の女性(24)が同僚の男性隊員(34)から
わいせつ行為を受けたなどとして、国に損害賠償を求めた訴訟で、札幌地裁(橋詰均裁判長)は4日、
女性の本人尋問を行った。女性は「体を触られることを了解したことは一度もない」と述べた。
2月に同地裁であった証人尋問で男性隊員は「(女性は)嫌がっているそぶりは見せなかった」と
証言したが、女性は尋問で「抵抗したが、逃げられなかった」と述べた。また、「任用継続のための
手続きの説明もなく、書類も渡されなかった」「おまえ、もう終了だよと上司に言われた」として、
退職を強要されたと述べた。
国側は反対尋問で「なぜ、男性の未明の呼び出しに応じたのか」と質問。女性は「迷惑だったので
注意しようと思った」と述べた。
訴えによると、女性は2006年9月、男性隊員に呼び出され、基地内で無理やり体を触られるなどし、
上司に相談したが、逆に退職を強要されたとしている。
北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/218825.html