大阪府岸和田市の天然温泉施設「牛滝温泉いよやかの郷」で温泉の湯に川の水を混ぜていた問題で、
混ぜた川の水は、施設内で通常トイレに流す水などに使われていたことが27日、分かった。トイレ用の
水を温泉水に“流用”していた形で、運営業者は「最終的に消毒しているので問題ないと思ったが、
不適切な措置で申し訳ない」と謝罪している。
施設では通常、近くを流れる牛滝川の水を敷地内の水路に引き込み、ポンプでくみ上げてトイレなどに
使用。一方、施設の浴槽には、井戸からくみ上げた水と温泉水を混ぜて給湯していた。
ところが昨年11〜12月、井戸水をくみ上げるポンプが故障したため、担当者の判断で川の水をくみ
上げるポンプにホースをつなぎ、温泉水に補給。支配人も容認していたという。
業者は「浴槽に供給する段階で塩素消毒やろ過をしていたが、利用者には伝えていなかった」と説明して
いる。
施設では27日朝、出入り口に「お知らせとお詫び」の紙を張り出したが、「温泉設備の管理にあたり
不適切な措置がありました」と書かれてあるだけで、具体的内容には触れていない。
この日初めて施設を利用した和歌山県岩出市の男性(41)は「張り紙を見たが、何が起きたのか分から
ない。もっと説明してほしい」。大阪府熊取町から訪れた男性(58)は「けしからん。また利用したいと
思える施設だったのに」と怒りを露わにしていた。
産経msnニュース 2010.2.27 13:39
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100227/crm1002271339009-n1.htm ▽関連ニュース
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