J・フロントリテイリング傘下の松坂屋は、名古屋駅店(名古屋市中村区)を
8月をめどに閉鎖し、名古屋駅前から撤退する方向で最終調整に入った。入居ビルの
建て替えが、16年度の完成を目指して今秋から始まるが、ビル所有者のJR東海と
賃料交渉で折り合えていないため。百貨店市場は不況や若者の百貨店離れで縮小傾向が
続いており、割高となる賃料を負担しながら百貨店事業を続けるのは難しいと判断した。
月内にも正式決定して発表する。名古屋駅店は1974年開業。JR名古屋駅に
隣接する好立地だが、売り場面積が約1万7000平方メートルと狭く、00年に
駅直結のジェイアール名古屋タカシマヤが開業して以降は劣勢に立たされていた。
今後は経営資源を本店(名古屋市中区)などに集中させる。
百貨店業界では、そごう心斎橋本店(大阪市中央区)が09年8月で閉店。
西武有楽町店(東京都千代田区)も今年12月で閉店予定であるなど、店舗閉鎖が
地方店から都心店へと波及している。
*+*+ 毎日jp 2010/02/21[09:53:07] +*+*
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100221k0000m020097000c.html