鳥取県の男性連続不審死事件で、鳥取地検は18日、鳥取市の元スナックホステス上田美由紀被告(36)
(詐欺罪などで起訴)を、同市の電気工事業円山秀樹さん(当時57歳)に対する強盗殺人罪で起訴した。
地検は、同居していた元会社員の男(46)(詐欺罪などで起訴)の供述などから、上田被告の単独犯行と
判断した。県警はトラック運転手矢部和実さん(当時47歳)が死亡した事件についても、近く上田被告を
強盗殺人容疑で再逮捕する方針。
起訴状によると、上田被告は昨年10月6日朝、円山さんに睡眠導入剤などを飲ませて意識もうろうと
させたうえ、午前10時20分から50分頃、同市内の摩尼(まに)川に誘い出して水死させ、家電代金
約123万円の支払いを免れた、としている。
捜査関係者によると、上田被告や円山さんと一緒に摩尼川に行ったとされる男は、いったん現場を離れて
戻ると、服をぬらした上田被告が「円山さんともみ合いになった」と説明したと供述。遺体から検出された
睡眠導入剤の成分も、上田被告が知人から入手した薬と一致した。
これまで上田被告は一貫して否認。弁護士も取材に対し、「コメントできない」としている。
読売新聞 2010年2月18日21時18分
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100218-OYT1T00876.htm