吉野家ホールディングスが9日発表した1月の「吉野家」の既存店売上高は、
前年同月比13・1%減となり11カ月連続で前年実績を割り込んだ。
1月11日から牛丼並盛り価格を11日間の限定で80円値引きするキャンペーンを展開し、
期間中は客数が2割増えたが、キャンペーン期間前の“食い控え”と、期間後の“食い飽き”という副作用を伴った。
既存店の客数は9・0%減、客単価は4・4%減とそれぞれマイナスだった。
牛丼チェーンでは、松屋が昨年12月3日から牛丼並盛りを60円下げて定価を320円とし、
すき家が12月7日から50円安の280円に値下げするなど“デフレ化”が加速。
吉野家は期間限定の値下げによって「この間に失った客数は取り戻せる」(幹部)と意気込んでいたが、
客数回復の“打開策”にはならなかった。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100209/biz1002091335011-n1.htm